遠山日出也の
現代中国女性史研究ホームページ

(16)社会的弱者層の女性との連帯

社会的弱者層の女性との連帯するフェミニスト行動派の活動です。

(a)女性農民・労働者

2013年

12月
 12日 浙江省人民政府前で、農嫁女(自分の村以外の男子と結婚したが、戸籍が自分の村にある女性)たち、農嫁女の権利侵害をアピールするため、組体操が崩れて倒れるパフォーマンスアート。これを行動派が手助け。

2014年

8月
 8日 広州大学城の200人余りの環境衛生労働者の闘争(ストを含む~9.13)に大学生や鄭楚然が支援。

※関係ブログ記事

1978年~2014年3月:「農村での土地権侵害に対する『出嫁女』の闘い――陳情、デモ、裁判、インターネット、パォーマンスアート」(2014/03/08)

(b)レズビアン・女性バイセクシュアル

2013年

4月
 15日 蘭州の小西湖公園の中で、朱西西と小雨という2人のレズビアンが結婚式(立会人:李麦子)
5月
 16日 北京で3組の若い女性カップルがキスしているところに、通りがかった男性が「同性愛は死ね」と言うと、3組のカップルが倒れるパフォーマンスアート(発起人―小航)

2014年

4月
 (国家の4部門(「ポルノ・違法サイト取締り」工作グループ事務局、国家インターネット情報事務局、工業と情報化部、公安部)、「インターネットを利用して猥褻・ポルノ情報を作成する行為を厳しく取り締まる」特別行動を開始) 5月
 17日(国際反ホモフォビアデー)の前に、9市(北京・広州・信陽・武漢・南京・蘭州・杭州・汕頭・南昌)の、9名のさまざまな性的指向の女子学生が、前後して、中国当局の先述の4部門に対して、「わいせつ・ポルノ」情報の具体的基準と同性愛に関する審査基準について情報公開を申請。
 17日 「ポルノ・違法サイト取り締り」における同性愛差別に抗議して、10市で、自らをレズビアンだと考えている学生たちが、さまざまな場でパートナーとキスをして、「これがポルノか?」と書いたプラカードを掲げる。

2015年


7月
 2日 李婷婷と陸蔓蔓(酸小拉)が同性婚。
 4日 中山大学の卒業式で万青(@羊駝青)、レインボーフラッグを身にはおって学長とガッツポーズ。

2016年

2月
 李麦子、映画《奔愛》が虚偽の宣伝によってレズビアンにチケットを買わせたことに対してネット上で抗議運動。
9月
 李麦子、弁護士らによる「レインボー法律ホットライン」のイメージキャラクターに。

※関係ブログ記事

2011年12月~2012年5月:「LGBT運動のゲイ中心主義やフェミニズム運動におけるレズビアンの主体性喪失に対する異議申し立て」(2013/06/12)
2014年4~5月:「BLサイト弾圧に対する抗議のパフォーマンス、情報公開申請、声明など」(2014/05/29)
●2011年12月~2015年7月:遠山日出也「近年の中国におけるLGBT運動とフェミニスト行動派」(『現代思想』2015年10月号)も参照。

(c)セックスワーカー

2014年

2月
 14日 北京・武漢・広州で多くの若い女性が、セックスワーカーにも尊厳があるから報道時には彼女たちにモザイクをかけるよう訴えるパフォーマンスアート(韋婷婷ら)。
 (15日 女性メディアモニターネットワーク、「フェミニズムから見たセックスワーク」時事討論会開催)。
4月
 4日 趙思楽、31省・市・自治区の政府・公安庁、国務院、公安部に対して各省と全国の収容教育制度について計320件の情報公開を申請:しかし多くの点は「警察業務の秘密」「内部管理情報」との理由で回答を拒否される。
9月
 9日 趙思楽、収容教育制度に関する情報公開申請を求めて、広州市中級人民法院に行政訴訟起こす(18日受理、10月23日敗訴)。

※関係ブログ記事

2014年2月:「東莞のセックスワーカーに対するメディアなどの人権侵害についてのフェミニストらの抗議」(2014/03/24)